生産者紹介

ファームはせを支える生産者の皆さん

ファームはせに野菜を出荷する3人に、農業・直売所に懸ける思いを語ってもらいました。

お店をにぎやかにしなくちゃと思って、うちで育てた花や野菜を毎日直売所に出荷しています。野菜は面積の広い順に言うと、トウモロコシ・タマネギ・ジャガイモに長ネギ…。数え始めたらきりがないくらいです。苗のうちに虫に負けてしまわないよう、わずかに農薬を使いますが、ある程度成長してからは無農薬でいきます。野菜が丈夫に育っていくと、虫にも病気にも負けません。野菜を元気に育てるための工夫は土づくりでしょうか。残飯にこぬかを混ぜて発酵させた自家製肥料を使っていて、そのおかげかうちの野菜はしっかりとした根が地面に張っています。最初はうちで食べるだけの野菜をつくっていましたが、今は直売所に持って行ってお客さんに買ってもらえるのが張り合いになっています。

「野菜が丈夫に育てば、
農薬なんて要りません」
中山 守子さん

7月は海の日の連休に、8月はお盆休みに収穫ピークが来るように、トウモロコシを作っています。サル・シカ・カラス・ハクビシン…と、あらゆる野生動物が邪魔をする過酷な環境ですが、お客さんに鮮度抜群の朝採りのトウモロコシを味わってもらいたくて続けています。収穫ピークの時期は朝4時ごろから8時ごろまでひたすら収穫作業をし、自宅で選別・梱包を済ませてから、直売所に持って来ます。夏は特別にテントを張って試食用を提供していますが、これが大変に好評!中にはうちのトウモロコシが気に入ったと言って、愛知県からクーラーボックスを持参して来てくれた人もいました。売れれば嬉しいし、売れ残れば切ないのが直売所ですが、そうやって応援してくれる人の存在が頑張る原動力になります。

「直売のよさは鮮度。
朝採りトウモロコシは
格別です」
伊藤 茂昭さん

「将来は農家になろう」と子どもの頃から決めていました。農薬・化学肥料ともに不使用の野菜を直売所に出したり、インターネットで直販したりしています。育てた野菜は、できるだけ顔の見える関係の人に手頃な価格で販売しています。それはなぜかと言うと、「農業は生活の一部にある」と考えているからです。就農場所を探して全国各地を訪ねた末、この場所を選びました。決め手となったのは、自分たち夫婦を支えてくれる人との縁と、自然がそのままの姿で残っている景色です。いずれは都会から人を招いて暮らしを体験してもらえるサービスも展開できればいいなと考えています。有機栽培は難しいですが、その分、奥が深くて面白いんです。無農薬で育った野菜を気持ちよく食べてもらいたいです。

「農業は生活の一部。
安全な野菜を
顔の見える人に」
宮川 継右さん