直売所

「新鮮で安全安心な農産物を
消費者に届けます」

売り場に並ぶのは、どれも鮮度抜群の旬の野菜たち。長谷地域もしくは周辺の自然豊かな地域で、さんさんと日の光を浴びて育った「自然の恵み」そのものです。ファームはせでは、「安全安心な地場産物を消費者に届ける」ことをなにより大切にしています。目指すは生産者にも消費者にも親しまれ、みんなに「わが店」と支持されるお店づくりです。

生産者と消費者の交流の場づくり

売り場は野菜をつくる人とそれを求める人との交流の場です。
野菜のおいしい食べ方やおすすめの保存方法など、農家さんの知恵も併せて知ることができるのが直売所の醍醐味です。

長谷在来のお米も地域の自慢

この一帯を示すかつての呼び名「入野谷」を冠したコシヒカリは、まさに〝地域の自慢〟。南アルプス源流の清らかな水で育った長谷の米は「おいしい」と地元で評判の代物です。

おすすめ:「高遠棒ほうじ茶ソフトクリーム」 450円

高遠棒ほうじ茶の奥深い香りと、駒ヶ根高原すずらん牛乳ソフトのまろやかな甘さがマッチしたソフトクリーム。伊那市の「お茶屋 いちえ」との共同開発で誕生した、ここでしか味わえない一品です。苦みはなく、年配の方からお子様まで幅広い世代に人気です!

「人と環境に優しい
 農産物を届けたい」

羽場権二さん(ファームはせ専務取締役)
長谷生まれ・長谷育ち、根っからの「長谷っ子」の羽場権二さん。地元の農家たちと共に地域農業を支える「ファームはせ」の専務取締役で、「人にも地球環境にも優しい農産物を届けたい」と話しています。

きっかけとなったのは、小学校の授業で知った地球温暖化問題でした。気候変動や人の活動により砂漠化が進行し、いずれは食糧危機に発展する恐れがあるという事実は、子どもながらにショッキングな内容でした。溝口の兼業農家に生まれ育った自身の生い立ちと重ねると、他人事には思えませんでした。大学は農学部へと進み、「環境保全型農業」を学びました。その後は会計事務所や農業法人を経て、2019年にファームはせに入社しました。


ファームはせのベテラン農家の中には、「有機農業」とはうたっていないものの、ほとんど農薬を使わずに野菜を育てている農家がいます。そうした農家を応援し、消費者にもそのことを積極的に伝えていこうとしています。


「子どもの頃、家族総出でサツマイモ掘りをした記憶が今も鮮明に残っています。大きいものを掘り当てたあの時のうれしい気持ちは忘れようがありません」という羽場さん。「農業と共にある長谷の暮らしをいつまでも守っていきたい」と話していました。